昨冬の主演ドラマ『ナサケの女』（テレビ朝日系）で平均13.7%（ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同）とまずまずの高視聴率を上げ、面目を保った女優・米倉涼子（35）。ドラマ撮影時は、『黄金の豚―会計検査庁 特別調査課―』（日本テレビ系）で似たような役を演じる篠原涼子（37）にライバル心をむき出しにしていたというが、終わってみれば『黄金の豚』は平均13.5%、僅差で米倉が勝利した格好だ。
結婚、出産を経て女優復帰した篠原と違い、米倉は結婚や家庭を持つことに興味がないという。これまでに、サッカー選手の中田浩二や中田英寿、GACKT、前川泰之、ロンドンブーツ1号2号の田村淳、そして市川海老蔵 などなど、数多くのイケメンと交際してきたが、いずれも破局。昨年、元男闘呼組のメンバーで俳優の岡本健一（41）との復活愛も報じられたが、これもゴールインへ向かう気配はない。
「仕事が順調なため、当面は女優としての地位を固めるステップアップの時期としていくつもりなのでしょう。実はこれまで、彼女はテレビドラマでこそ多くの主演を務めてきましたが、映画でのヒット作がない。2001年に『ダンボールハウスガール』、02年に『GUN CRAZY 復讐の荒野』で主役を演じ、昨年はドラマの延長で『交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦』が公開されましたが、映画女優と言うには程遠いですね。そんな彼女に、今年大きな役が回ってきたという話があるんです」（映画関係者）
その大役とは、なんとハリウッド映画だというから驚きだ。日本人女優のハリウッド進出と言えば、最近では菊池凛子（29）の活躍が目覚ましいが、第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画『おくりびと』でヒロインを演じた広末涼子（30）のもとへもオファーが来ていた。広末の場合は、『ミッション・インポッシブル』の続編をアジアで撮影するというもので、彼女がトム・クルーズと愛し合うシーンも予定されていたというが、突然の再婚と妊娠により、話が流れてしまった。一方の米倉は、「忠臣蔵」のリメイク作品でヒロインに抜擢されたという。
「タイトルは『47 Ronin（ローニン）』。配給はユニヴァーサル・ピクチャーズ、主演はキアヌ・リーブスで、大石内蔵助を演じます。ハリウッドではすでに09年11月にこの映画の製作が決定したと伝えられていましたが、最近になってようやく日本人の共演者などが明かされ始めた。CMディレクター出身の気鋭若手監督カール・エリク・リンシュが監督を務めるとのこと。ユニヴァーサルは本作に多額の制作費を掛ける予定で、『ロード・オブ・ザ・リング』のようなファンタジーの要素とサムライやニンジャが登場して戦闘する『グラディエーター』のようなアクション要素が詰まった超大作になるとか」（前同）
米倉の役柄はというと、吉良上野介の娘であるにもかかわらず、暴漢に襲われているところをキアヌ演じる大石内蔵助に救われて恋に落ちるというから、まるで"ロミオとジュリエット"のような
話である。特に注目を集めているのは、米倉がキアヌと過激な濡れ場を演じるという点だ。
「討ち入り前夜、米倉とキアヌが薄明かりの下で結ばれるシーンが予定されています。着物を脱ぎ、全裸になった彼女が、涙を流しながら彼に抱かれる。決して生々しい結合シーンを入れる必要性はないのですが、女優根性が試される場面ですからね、背中や尻だけでなく自ら乳首まで露出する可能性もあります。脚本では、全裸の米倉が騎乗位で激しく腰をグラインドさせ、のけ反りながら絶頂を迎えるシーンも用意されていると聞きますから、相当派手なモノに仕上がるのでは」（前同）
10年は、小向美奈子や佐藤寛子など巨乳自慢の若手女優たちが惜しげもなくハダカをさらし、映画界を賑わわせた。また、脱ぎっぷりの良さではもはや誰も叶わない"女王"寺島しのぶも相変わらずの女優魂を見せ、『キャタピラー』で第60回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞した。『47Ronin』の公開は11年12月を予定しているそうだが、果たして米倉の代表作品となるか......期待して続報を待ちたい。
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