「ちょっと聞いてください。私、だまされたんです」
と、鼻息荒く、息も絶え絶えに我々に訴えてきたのは、杉崎紗南チャン。身長156cmと小柄ながら、Dカップ84cmのバストとスレンダーなボディーを持つ新人グラビアアイドルだ。今月の16日に初となるDVD『secret』を発売し、手ブラ・T-バック・チューブトップなどなど、過激でエロティックな露出を披露している。幼顔からは想像もつかないほど、セクシーさあふれる肢体で着エロ業界から一目置かれている彼女。DVDも発売したばかりだというのに一体何があったのでしょうか？
「問題ありです！ 大ありですよ!! 私は、着エロDVDになんて出る気はなかったんです。初めに社長から聞いた話と全然違うんですから」
──ええっ？ どういうこと？
「私はもともとコスプレをやっていて、イベントで撮影した写真を自分のホームページに掲載していたんです。そうしたらある時、今の社長から『今度コスプレイベントがあるので、モデルをしてくれませんか？』ってメールが来て。いい機会だと思い、会いに行ってみると『よし、コスプレモデルじゃなくて、水着のイメージDVDを出しましょう』って言われたんです」
──あれ？ 最初から、もう話が変わっていますね。
「そうなんですよ。そこでおかしいなって思いながらも、ひとまずまあいいかって。それで私は、アイドルっぽいかわいらしい水着や衣装を着て、砂浜でウフフッキャハハって走り回ったり、ベッドの上でちょっとセクシーなポーズを取る"清純派さわやかアイドル路線"で話を進めていたんです」
──そうですね、一般的なグラドルのイメージDVDってそんな感じです。でも今回の作品は、まったく違うコンセプトで撮影されている気が......。
「でしょう？ おかしいですって。まさかこんなに脱ぐなんて思ってもみなかったです！ 入念に"清純派さわやかアイドル路線"で行くって話し合っていたのに......出来上がりを見たら素っ裸って......。歳を重ねると肌の露出が増えるよって言われていたけど、18歳からこの露出ってどういうこと!? 私、もうこれ以上脱げないですよ!!」
──確かに、手ブラや泡ブラ、もうほとんど裸っていうシーンも入っていますし、ちょっと脱ぎすぎですね。
「衣装とかシチュエーションにこだわって、そこにちょっとしたエロスを混ぜて、作品としてキレイなものを作りたいって言ったんですけど。『フンッ』みたいに言われて、とりあえず脱いでスジ出しとけみたいな。もうヤダ......」
──やっぱり、これは作りたかったものと違いますね。
「当たり前ですよ。散々社長に文句言いましたもの。でも、社長は全然へこたれないんです。悪い人ではないんですけど、その時の気分で意見がコロコロ変わるんです。私が『イヤだ』って主張しているその時は、『そんなにイヤならやらなくてもイイよ』って言ってくれるんですけど。現場でその状況になると、『脱がなきゃダメに決まっているでしょ』って急に意見を変えるんです」
──ええ～!? それで撮影されちゃったんですか？
「そう。現場にはカメラマンさんをはじめ、スタッフの方もたくさんいるし、迷惑かけられないから。もう仕方ない、私がやるっきゃないって思って」
──紗南ちゃんの度胸のおかげで、このDVDは発売されたんですね。
「そうですよ。でも、こんなに脱いでいるのに、あまり話題にもなってないし、もうここまでいったらAVに行くしかないよっていう雰囲気を周りからスゴイ感じるんです。はっきり言って脱ぎ損です。それにもう、ここまで脱いじゃったらどうしようもないですもん。あと、足を開くか開かないかくらいですよ。今回だって見せられるギリギリまで見せちゃっているし」
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──うわー。下もギリギリまで見せているってことは、下の毛もばっちり処理を？
「うん。一応お約束って感じで、剃りました。もう、このDVDに私がタイトル付けるなら『おパ●パン』って感じですよ。だいたい、過激なのはイヤだってはっきり言っていたんです。T-バックや手ブラだってイヤだって言ったのに......」
──T-バック、手ブラはおろか紐水着の上から網タイツを着て首輪まで付けて引っ張られているシーンや、ほとんど裸のシーンだってふんだんにありました。途中で撮影を投げ出して帰ってやる、とか思わなかったんですか？
「撮影の初日は夕方から夜までだったので、収録現場の近くに泊まりました。そして、次の日は朝から夕方まで撮影ってスケジュールでした。そして、1日目はあまり脱がなかったんですよ。ひん剥かれたのは、2日目です。もう、巧妙な罠ですよ!! 1日目のシーンは露出があまりないですから、まあぬるいです。1日目は4着撮影して、1着だけ脱いで、2日目は全部脱ぎました」
──社長、完璧過ぎるプランだ。それにしてもそんなに脱ぐのならばせめて、初日にもっとアイドルっぽい格好すれば良かったですね。
「私は、それを推していたんです。なんたって、"清純派さわやか路線"って聞いてましたから。でも、『そんなの気にしても、客は気にしない』って言われて。だから、自分で服を持っていきました」
──え!? 衣装も自分で用意したんですか？
「かわいい下着とか、ゴスロリのメイドさんとかは私が自分で買ってきた物です。衣装には、こだわったものを使いたかったので」
──でもゴスロリメイドのシーンでは、はさみで衣装を切っていましたよね？
「はい、チョキチョキと。ちょっともったいなかったかなと思ったんですけど、大きめのサイズを買ってしまいブカブカだったので、いいかなぁと」
──衣装代は頂けたんですか？
「もらえてないです。初めから支払われる予定のギャランティーに含まれているそうです。『収録で使える服を持ってきて』って言われていたので」
──ここまで体を張って仕事をしているわけですけど、やっぱりなりたい将来の目標に向かって頑張っているってことですか？
「......（遠い目をする紗南ちゃん）」
──半分諦めた目をしていますね。
「あはは。夢はしょこたんみたいなオタク系アイドルです。あと、水樹奈々さんにもすごくあこがれています。趣味が仕事になっているのがうらやましいですね。写真を撮られるのも、歌を歌うのも、コスプレも好きだし。あとは、自分で何かを作り出すのが好きなんです」
──じゃあ、しょこたんみたいなタレントになりたいんですか？
「コスプレモデルとか、普通のグラビアからいろいろと展開できるかなぁって考えていたんですけどねえ......。もう、無理かなぁ......」
──いやいや、まだこれからってこともありますよ。次は脱いだりせずに、コスプレしてフェティッシュ系に行くとか。
「そう、こういう着エロ系のものでなければ、DVDとか出したいんです。5月に2本目を取るって言われたけど、断っているんです。私は、アニメのコスプレをして、ちょっとエッチなDVDがいいんです」
──では、アニメ系のイベントなどに力を入れていくんですね。
「そうです。30日には『あにそん!!vol.3』というアイドルの方たちがアニメソングを歌うイベントに出演する予定です。涼宮ハルヒのコスプレをして登場します。頑張って、次はコスプレ系のDVDを出せるようにしたいんです、目指せ、しょこたん!!」
──コスプレDVDのお仕事ではなくて、AVからお話が来るかもしれませんよ？
「イヤだー！ もう脱ぎたくないんだー!!」
だまされて（!?）撮影が行われ、自分の意図するものと違う作品ができてしまったと話す、ちょっとかわいそうな紗南チャン。でも、古くはほしのあきがシースルーのセーラー服でグラビアを撮影したり、神楽坂恵のように裸になってからブレイクした女優もいる。頑張れば次世代のしょこたんへの道も開けるかもしれない!? ちょっと不憫なアイドル紗南チャンのこれからが非常に気にかかるという方は、イベントに顔を出して慰めてあげるのもいいかも!?
★応援よろしくお願いしますm(__)m★
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