今月に入って本格的に芸能活動を再開した
後藤真希。彼女の新作ミュージックビデオが「女子トイレでのセックス」を喚起させるとして、ネットで話題沸騰中だ。
胸元の大胆に開いたシルバーのドレス姿。しなやかな肢体の後藤は、男の手を引いて女子トイレに忍び込む。個室に入った二人は、抱き合いながら乱れ、明らかにセックスを彷彿とさせる。生唾ゴックンもののシーンが続くこのMVは、28日リリースの後藤の最新ミニアルバム『ONE』（avex trax）に収録されている楽曲「EYES」のもの。トラックコメントにあるように、「オンナが誘ったっていいじゃない？」という、女の子目線で描かれた誘惑ダンスチューンだ。
「彼女の最大の魅力は、やっぱりあの、どこか影のある色気です。普通の人生を送ってきた人には出せない特別なものでしょう。エイベックスも、彼女のそういうところに惚れたんじゃないですか。不謹慎な話ですけど、彼女の不幸は、直接売り上げに繋がりますから。薄倖の美女にセクシーな魅力というのは、昔からつきものですよ」（芸能関係者）
今年1月には、母の転落死という衝撃的な出来事に襲われた後藤だが、ようやくその傷が多少癒えたのか、6月には、雑誌「GLAMOROUS」（講談社）で大胆
ヌードと独占告白を披露した。
さらに23日にはバラエティ番組『金曜のスマたちへ』（TBS系）に出演。「
後藤真希 24歳の告白」と銘打たれたタイトル通り、彼女の半生を振り返る内容で、最高視聴率が19％に達するなど大きな反響を呼んだ。ミニアルバム『ONE』リリースを前に、すべてのタイミングがベストだと前出の関係者は語る。
「実際、テレビ放送後のレコチョクランキングで、後藤の楽曲が4位にまで急上昇してます。事務所側は認めないでしょうが、後藤の再起に"お涙ちょうだい"作戦はズバリ的中といったところでしょう。とにかく情報の多い時代ですから、母の自殺という衝撃的なニュースでも、今は半年くらいしかもたない。これ以上経っていたらもう誰も覚えてませんよ」（前出）
さらに後藤は、ミニアルバムのプロモーションの場に、量販店のドンキ・ホーテを選んだ。マスコミ完全シャットアウトのドンキでのイベントは、17日と25日に、東京、名古屋、仙台の店舗で計3回行われ、いずれも大盛況だったという。
「ファンと直に触れ合いたいという後藤の気持ちの表れかもしれませんが、何万人ものファンを相手にして毎年のように横浜アリーナでライブをしていた後藤の本心は複雑でしょうね。いわば"ドサまわり"ですから。紅白出場歌手に、レコード店でもない量販店での営業をさせるなんて、エイベックスも酷なことをしますよ。それもすべて、『こんなに頑張ってます』アピールの"お涙ちょうだい"作戦の一環なのでしょうけど」（前出）
07年に弟でタレントだった後藤祐樹が強盗傷害容疑で逮捕され、直後にハロー！プロジェクトを卒業した後藤。08年に所属事務所をエイベックスに移し、ソロ活動を再開した。しかし、元モー娘。という殻はなかなか破れなかった。再起をかけた後藤は、新曲CDのリリースも実現しない中、ミクシィでの楽曲配信を行うなど、国民的アイドルだったころでは考えられないような地味な活躍を続けた。そして今年1月には母の転落死という悲劇が彼女を襲う。
後藤は父も早くに亡くしている。彼女の小学生の頃、父が趣味の登山中に滑落、そのまま帰らぬ人となった。その場面に弟の祐樹は居合わせたという。母は娘の目の前で転落死し、父は息子の目の前で滑落死していた。デビュー当時の彼女が大人びた魅力を放っていたのは、そんな壮絶な過去を彼女が背負っていたからだろう。
アイドルからの脱皮を図る
後藤真希。大胆
ヌードや赤裸々告白、ドンキでのドサまわりなど、なりふり構ってはいられない。壮絶な不幸を背負いながら、笑顔を振りまくことは、誰よりも強くなければできない。本格スター不在の現代、後藤には、ぜひきらめくような色気を放つ本物のスターになってもらいたい。
- 関連記事
-
★応援よろしくお願いしますm(__)m★
